おいしい干物を
食べて欲しいから、
「無添加」のひものに
行き着きました

古くから漁業のまちとして栄えた、
焼津で事業を行っているヤマクニ水産です。

ヤマクニでは、地魚をはじめとするおいしい魚を
皆さんに美味しく食べていただくために
魚の販売をしています。

魚の中でも、私たちが力を入れようと
考えたのが「干物」です。

・・・

干物は古来より「保存食」と呼ばれ
多くの塩を利かせたり、
酸化防止剤を使うのがあたりまえでした。

ですが、食の多様性が進み
冷凍技術も進化する中、
「ひもの」の存在価値が
保存より美味しさに変わっていきました。
その中で、
「本当に干物に保存料を使う必要があるのか?」
という疑問が湧きました。

「ブランドものが愛される」
「知名度の高い物が使われる」という時代から、
「ブランドでは無く、自分たちが
本当にいいと思った物、納得した物を買う」
時代へと変化したように思います。

長年の歴史を覆し、干物店では使用することが
当たり前であった「酸化防止剤」を
使用することをやめました。
二〇一〇年頃のことでした。

やり始めは試行錯誤の連続でした。
酸化防止剤を使わないことで
形が崩れてしまわないかという
不安の声もありました。

しかし、無添加であることが
お客様に満足していただけるという
絶対の自信が私たちにはありました。

二〇一三年頃には、味・品質ともに納得のいく
無添加のひものを販売でき、
お客様に喜んでいただけるようになりました。

醤油干しに使用する「醤油」も天然醸造で
2年以上仕込む木桶仕込みのものを使用し、
自然のものだけで作られるひものができました。

二〇一八年には、焼津さかなセンターに併設される
「ひもの食堂」も始め、
気軽にひものを食べていただける場を
ご用意しました。

ここで使われる米や野菜も
無農薬のものを使用することにしました。

さらに、おいしくて無添加な
干物を作るために、製造にもこだわりました。
ひものの味付けに使う「塩水」には
麹を使用するようになりました。

こちらも地元のアイガモ農法で作られた
「玄米麹」を使用しています。

麹の割合のバランスは、日々研究を重ねています。
発酵の具合により、味も変化する「生きたひもの」になっています。
他にはないオリジナルの工夫と
あと一手間を惜しまないで
干物を作り続けています。

これからもヤマクニ水産は
新しい干物の形を研究し続けます。

みなさまに、無添加の
極上干物をお届けいたします。

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